

※画像をクリックすると説明文へジャンプします

海洋プラットフォームや海底パイプライン、石油荷役用係留ブイの維持管理・補修作業は、当社が最も得意とする分野です。国内、東南アジア海域、アラビア湾海域で石油・ガス資源開発施設の建設支援とメンテナンスを担っています。

陸上の石油の開発余地が少なくなるにつれて、水深約200mの沖合大陸棚の石油資源が注目されるようになりました。海洋油田を採掘するには、生産施設となる海洋プラットフォームや海底パイプラインが必要です。こうした構造物を維持管理・補修するには、水深に適応した潜水システム、水中非破壊検査、水中切断、水中溶接等、高度な専門技術が求められます。アジア海洋は、豊富な経験や技能を誇る潜水士や無人潜水ロボット(ROV)をはじめとする独自開発の海洋機器を駆使して、納期を守り、品質の確かな仕上がりで高い評価を得ています。
・飽和潜水作業・海洋付着物の除去および水中非破壊検査
原油の受入れ・払出しに不可欠なタンカー係留ブイや海底ケーブル・パイプラインなどの設置工事支援、建設後の運用支援、設備の定期的なメンテナンスを幅広くサポートしています。円滑な運用に貢献する当社のノウハウと技術は中近東・東南アジア海域で数多くの実績を残しています。

海外からVLCC(大型タンカー)で運ばれた原油は、陸揚げされて備蓄されます。しかし、VLCCの喫水は深いため、一般船舶のように岸壁に横付けすることは不可能。ここに欠かせないのが、アジア海洋の水中施工技術です。停泊可能な水深に一点係留ブイや多点係留ブイ等の石油荷役用ブイを設置し、VLCC-係留ブイ-備蓄設備をパイプラインでつないで、原油等を荷役します。指定された位置に係留ブイを設置し、パイプラインを正確に接合する技術や、定期的なメンテナンスの技術はきわめて高い評価を得ています。
・係留ブイのメンテナンス・海底パイプラインの敷設・点検
・ROV(無人潜水ロボット)による目視点検と軽作業
・水中溶接
アジア海洋の仕事場は、海だけではありません。水力発電所やダムにも私たちの技術を必要とする現場があります。海で培ってきた水中施工技術を用いて、ダムの水位を保ったまま水中構造物のメンテナンスを効率よく実施しています。

ダムの水底にはコンクリートで造られた躯体があり、流木やゴミの流入を防ぐ鋼製スクリーンやバルブがあります。これらを改良・改修する場合、水位を下げられないので、深い水深で作業することになります。また、ダム立地点の標高が高いため、高所潜水という特殊な潜水理論も必要です。アジア海洋は水中環境で培った技術を応用し、ダムや水力発電所の水中構造物のメンテナンスを行っています。
・高所潜水作業・ダム湖での飽和潜水作業
・取水口スクリーンの保守
・水中油圧機器